お隣さんの距離感がバグってます!
澪さんは私の手を優しく両手で包み込んで、いつもの気高いオーラを全部引っ込めて微笑んでくれる


「あら、鈴音ちゃん、お久しぶりですね。疲れてないですか?」


「み、澪さん……! ありがとうございます、大丈夫です」


「鈴音ちゃん、久しぶりだね。元気にしてた?」


「颯太さんも、!お久しぶりです!」


「堅い堅い」


颯太さんはそう言って笑った


「それより、お兄ちゃんコレ、」


「わざわざ書類を持ってきてくれたのか。ありがとな」


「ううん、これくらい全然だよ。……あの、お兄ちゃん、今日席替えがあってね」


「席? どこになった」


お兄ちゃんが私の頭をそっと撫でる


その様子を見ていた澪さんと颯太さんも、張り詰めたオーラを少しだけ緩めて、私を本当の妹のように見つめてくれた


「窓際の一番後ろ。……でね、隣が、空になっちゃった」
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