30秒後に心が疼く。
ごめん、大好き
彼にフラれた日の夜。泣きながら眠りにつくと、目が覚めたのは「彼に告白する日の朝」だった。
神様がくれたチャンスだと思って、今度はもっと可愛く、もっと素直に伝えたけれど、彼の返事は同じだった。
「ごめん、他に好きな奴がいるんだ」
何度も何度も世界を繰り返して、5回目の告白。
私の泣き顔を見て、彼がたまらず私の肩を掴んだ。
「もうやめろよ!
……お前が何回時間を巻き戻してきても、俺の答えは変わらない。
俺が好きなのは、ずっと前から、お前なんだから」
彼が不器用にしがみついてきた。彼は、私が時間を戻していることを最初から知っていた。