ミラーボール
本当は私がちゃんとみんなのことを受け止めればとか、もっと話し合えればよかったのだが、幼い私の頭では、全部を受け止めることが出来なかった。
どうにかしなきゃ、と打開策を考えても空回って、その焦りが歌に出る。
それを聞いたファンは離れて、メンバーは溜息。
私は、それでも色んな場所で活動が出来るようにと、色んな学校の催し物の話を聞いては出させてもらえるように声をかけて回った。
一人で。
その間、メンバー達は最近流行りの化粧品や、お菓子について話していただろう。
それでも、ファンが減っていることが私の所為だと、遠まわしに皆は、言う。