明日への旅(仮)


綺麗な鈴の音――



チリン



私はふと窓の外を見た。


あ、私の席は窓側でいつも日が当たるから眠たくなるの 笑




じゃなくて!




え、子ども?



『子どもぉ!?』




「…子どもがどうした?遠藤はよほど俺の授業が嫌いみたいだな?怒」


『いや、違いますって!子どもがいたんです!』


「どこに?」


『外に!ほら!って……あれ居ない…』


「遠藤、寝言は布団の中で誰にも迷惑をかけずに言え!」


『寝言じゃないもん!』


「言っとくがお前はさっきまで寝てたぞ!寝言でいきなり『子ども!』と叫んだ!クラスメイトが証人だ!」


『私寝てた?』


私は隣のA君に聞いた
…名前知らないんだもん←
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