DNA
ハサミを片方失ったキメラは、網走にとっては赤子同然だった。

網「楽にしてやるよ!!」

ゴスッバキッ……ゴロン

網走の一撃でキメラの頭部は胴体と分かれた。
緑色の鮮血が吹き出し、キメラは絶命した。

網「藤木……お前がやられるとはな………」

網走は藤木の遺体を見て涙した。
斉藤は打撃のダメージが引き、藤木の遺体を網走と手分けして埋葬した。

斉「本部の近くのキメラがあんなに強いとはな……」

網「身体能力を増強させ、ダメージを激減させるタイツがあるんだが……それを着てなければヤツらには勝てねぇ……」

斉「そのタイツは今どこに!?」

網「本部の第2倉庫だ……しかし、あの周囲には化け物がいる……」

網走は話をするだけで冷や汗をかいていた。
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