年下君は危険人物



広い…。

そうだよね、これだけ大きい家なんだから、部屋もこんなもんか。



「来いよ」


なぜか、ベットの上で私を呼んでいる。



「どうして??」

「はっ??」

「なんでベットなの??」

「ベットの方がいいだろ??」

「別に床でもいいんですけど…」

「……痛くねぇーの??」

「別に…」


基本的に正座とかが多いし。
ベットで話す事なんてないし。



「あんたがいいならいいや…
じゃあ、来いよ」



なんででしょう??

ベットから降りて、今度は手を広げてますよ??

そこに行かなきゃなの??


「なんで??」

「はっ??」

「向かい合ってでも出来るでしょ??」

「……あんた俺がやろうとしてること、わかってる??」


わかってるって…ただ、


「話でしょ??」

「……………」


あれ???
黙っちゃったけど…なんで??


「わっかたよ」

「えっ??」



どんどん私の方に歩いてきて、距離が縮まっていく…。





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