眠り姫が醒める時


「わけわかんねえよ…」





『あたしのパパいないの知ってるよね?』



今日は静かに頷く…



『恭のパパは、あたしのパパなの…』




「は?」


涙が頬を伝う。



恭もまた震えながら泣いている…



『今日、パパを連れてきてほしい。本当の事が聞きたいの…』




少し戸惑いながら、





「わかった…。」



と恭は答えた…
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