眠り姫が醒める時
兄弟の痛み
放課後…



重い空気を纏ったままあたしと恭は家に向かった。





本当の事が聞きたい。


それだけで動いていた。



本当の事を聞いて、崩れ落ちてもいいくらい…



だけど…

「嘘だよ…」



と言ってほしかった。









ガチャ…

重いドアが開き、二人が出迎えてくれる。




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