お隣さんの恋愛事情



「うわ、灰落ちてんじゃん!これ使って!」


そう言って中山さんが差し出してきたものは、高級ブランドのハンカチで。

「気楽に考えてみて」
なんて一言残して、彼は颯爽と去っていきました。




「マジで?!?!」




冗談?にしちゃあ本気のような…。
でも噂ではすんごい美人ちゃんに告られて振ったって話もあるし…。そんな人が私なんて相手にする?



「…いやーありえないでしょ…」



しばらく呆然としてしまった私は、昼休みが終わってもなかなか戻ることができず、怒った朝子に腕を引っ張られて仕事に戻った。


だけどデスクが近いせいで、中山さんと目が合ってしまい、仕事に集中できない(いつものことだろ)。


当の本人は目が合ってもニコニコしてるし、私のほうが緊張してしまう。


あぁ、波瀾万丈だ…。

大丈夫かな私…。




< 107 / 121 >

この作品をシェア

pagetop