番外編 芦原大成の災難

そして今日。


神山のセッティングで女の子を紹介してもらえる。



色々あったが、まぁ、彼女が出来ればそれでいい。




というわけでウハウハな芦原は足取り軽く待ち合わせのカフェへと向かった。



相手の目印は黒いスーツだ。



カフェには若い男女が大勢いた。



『黒いスーツ……?あれ?そんな女の子いないぞ……』



芦原はキョロキョロと見回す。殆どがカップルか二、三人の女性グループだ。



『まだ来てないのかなぁ〜』


そう思い、適当な席に座ろうとしたとき。




『芦原君、こっち』



後ろから芦原を呼ぶ声が聞こえた。


芦原は何故か寒気を感じ、ゆっくりと振り返った………。


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