番外編 芦原大成の災難

芦原はゆっくりと振り返った。



そこで見たものとは!?



そこに座っていたのは、上下黒いスーツに身を包んだ、芦原の想像より一.五倍くらいもっちりした見覚えのある女性だった。



『おおおお、乙姫さんっ!?何でこんなとこにいるんすかっ?』


そこにいたのは交通課のベテラン婦警、お局様こと乙姫愛華だった。



『はぁ。何言ってんのよ。神山が、芦原君が日頃あたしにお世話になってるから、お礼に美味しいものをご馳走したいって言ってる、とか言うからわざわざきたんじゃない』



『……………ッ!?』



芦原は一瞬で真っ白になった。



『センパイ……』


やっぱり、あの神山のこと。
美味しい話はないのである。



『そうそう、神山がさぁ。ご飯食べてからでいいから、例の通り魔事件の張り込み交替に来いってさ』

『はは、ははははは』


もはや、芦原に思考力は残っていなかった。


『じゃあ、悪いからさっさと行こうか』


そう言って乙姫は伝票を持って立ち上がる。




この後、芦原は乙姫の飲食代としてカフェの代金はもちろん、高級寿司屋にて締めて五万円分奢らされた。


そして、また徹夜三日目パンツも三日目の激務に身を投じることとなる。







頑張れ芦原。

負けるな芦原。


皆が安心して合コン出来るために!!


君の災難はまだ始まったばかりだ…………。



< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

月の骨
KOU/著

総文字数/32,442

恋愛(その他)201ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
僕が愛した彼女は 地球から遥か38万キロ離れた 宙の彼方にいる * * * * 彼女が欠けた生活を送る『僕』の 崩壊と再生の物語 * * * *
てのひらの
KOU/著

総文字数/578

恋愛(オフィスラブ)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
居酒屋×同僚×真っ赤に熟れた掌
僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル
KOU/著

総文字数/12,997

その他72ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
虚構を幾つ積み重ねても それは虚構であり そこでは有限も無限も自在である コウ的シ的暗鬱ショート×ショート

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop