ハクバの王子
「残念だったね。服部君と同じクラスになれなくて」
教室に着くまでの廊下を歩くユキに言った。
けど、
本当は一緒のクラスじゃなくてよかったって思ってる。
そしたらまた
3人でいる時間が増えちゃうから。
「あー、いいのいいの。ヒナコが一緒ならそれでいいんだ。うちは」
「それに、呼べばいつでも来るんじゃない?ってか、呼ばなくても来るか。あいつなら」
そういって満足そうに笑うユキ。
「そんなことよりさ、高校生なんだからヒナコも彼氏作りなよ!絶対そうしな!
んで、ダブルデートしよう!やってみたかったんだよね。そういう若いやつ(笑)」
「そだね。がんばってみる!!」
そうだ。
彼氏、
作ろう。
前に進むんだ!
ウジウジしてちゃダメ。
新しい環境
新しい生活
新しい友達
きっと
これから楽しいことが待ってる。
止まっていた1年の時間を
取り戻すんだ。
教室に着くまでの廊下を歩くユキに言った。
けど、
本当は一緒のクラスじゃなくてよかったって思ってる。
そしたらまた
3人でいる時間が増えちゃうから。
「あー、いいのいいの。ヒナコが一緒ならそれでいいんだ。うちは」
「それに、呼べばいつでも来るんじゃない?ってか、呼ばなくても来るか。あいつなら」
そういって満足そうに笑うユキ。
「そんなことよりさ、高校生なんだからヒナコも彼氏作りなよ!絶対そうしな!
んで、ダブルデートしよう!やってみたかったんだよね。そういう若いやつ(笑)」
「そだね。がんばってみる!!」
そうだ。
彼氏、
作ろう。
前に進むんだ!
ウジウジしてちゃダメ。
新しい環境
新しい生活
新しい友達
きっと
これから楽しいことが待ってる。
止まっていた1年の時間を
取り戻すんだ。