ハクバの王子
俺が若干キレたのが効いたのか、結局遊園地に行くことになった。
雨なんて降らねーよ。
絶対に……
俺が降らせない。
心に決めた
綾瀬陽奈子と二人の帰り道。
二人でいたくて、俺の家真逆なのに送ると言って無理矢理連れて歩いた。
帰り道はもちろん無言。
綾瀬陽奈子は、俺の隣りを歩きながらなんか照れてる。
だいぶかわいい。
いじめたい。
で、俺は
「ユウヤのことスキでしょ?」
と聞いてみた。
実際ほとんど冗談だった。
あの時感じたのが勘違いだと思いたかったからかもしれない。
でも
聞いてかなり後悔した。
綾瀬陽奈子の慌てようは、確実にユウヤがスキなんだと言っているようなもんだ。
でも意地張って“違う”と言い張る。
なんか抱き締めたくなった。
雨なんて降らねーよ。
絶対に……
俺が降らせない。
心に決めた
綾瀬陽奈子と二人の帰り道。
二人でいたくて、俺の家真逆なのに送ると言って無理矢理連れて歩いた。
帰り道はもちろん無言。
綾瀬陽奈子は、俺の隣りを歩きながらなんか照れてる。
だいぶかわいい。
いじめたい。
で、俺は
「ユウヤのことスキでしょ?」
と聞いてみた。
実際ほとんど冗談だった。
あの時感じたのが勘違いだと思いたかったからかもしれない。
でも
聞いてかなり後悔した。
綾瀬陽奈子の慌てようは、確実にユウヤがスキなんだと言っているようなもんだ。
でも意地張って“違う”と言い張る。
なんか抱き締めたくなった。