ハクバの王子
名残
公園で抱きしめられて
俺にしろって言われて
スキって言われて
まだ頭ん中でその時の映像がぐるぐる回っている。
男の子の免疫がない私にとって
この日の出来事は
人生3大事件に入るくらい重大なことだった。
帰り道
結局雨宮君に家の前まで送ってもらった。
ぎくしゃくした感じでかなり気まずい・・・。
「あの・・・家、ここ・・・だから・・・その・・・」
「あー、ここなんだ。結局遅くなってごめんな。じゃ、また明日」
「あ・・・うん。明日・・・ね」
公園の出来事が何事もなかったかのようにあっさり帰ってく雨宮君。
後ろ姿を見送りながら
やっぱり、
こういうの慣れてるんだね。
ぎくしゃくしてると思っていたのは私だけで、雨宮君は余裕みたい。
そう思っていた。
俺にしろって言われて
スキって言われて
まだ頭ん中でその時の映像がぐるぐる回っている。
男の子の免疫がない私にとって
この日の出来事は
人生3大事件に入るくらい重大なことだった。
帰り道
結局雨宮君に家の前まで送ってもらった。
ぎくしゃくした感じでかなり気まずい・・・。
「あの・・・家、ここ・・・だから・・・その・・・」
「あー、ここなんだ。結局遅くなってごめんな。じゃ、また明日」
「あ・・・うん。明日・・・ね」
公園の出来事が何事もなかったかのようにあっさり帰ってく雨宮君。
後ろ姿を見送りながら
やっぱり、
こういうの慣れてるんだね。
ぎくしゃくしてると思っていたのは私だけで、雨宮君は余裕みたい。
そう思っていた。