ハクバの王子
やっぱり寝れなくて
気づくと朝日がカーテンの隙間から漏れていた。


『朝・・・結局眠れなかった・・・』


時計を見ると朝5時。

そのまま起きあがって学校に行く準備を始めた。

鏡を見ると
目は真っ赤で
目の下にはものすごいクマができている。


私はいつもより念入りに化粧をした。

クマを消すため?
雨宮君に会うから?




今はどっちが理由なのか分からない。


けど、
今も昨日の雨宮君のことを考えている自分に気づいていた。






私はそわそわして
いつもより2時間早く家を出た。
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