奴のとなり
楽しくガールズトークをしていると、
ポケットに突っ込んだはずの
携帯が震え出した。
それと共に、
明るい音楽。
ポケットから取り出すと、
着信画面で、名前は奴だった。
それと同時に、
あたしはまたやっちまったことに気づく。
視界の隅に
公園の時計が目に入ったから。
時刻は3時15分。
小悪魔さんに断りを入れて、
すぐに通話ボタンをプッシュ・・・。
「・・・もしもし」
「・・・」
「・・・一樹桃矢?」
「どこにいる」
居場所を伝えると、
直ぐに電話は切れた。
ツーツーって
無機質な音が耳にやけに響く。
あれはかなり怒ってる・・・。
怒りマックスな雰囲気を
バシバシ感じたもん。
奴が来るまで、
あたしはかなりびくびくしていた。