奴のとなり
恥ずかしい名前な割に、きちんとした料理が運ばれてきて
あたし達はにこにこと頬ばった
なんだかんだ、このお店はイタ飯らしく、スパゲティやらドリアやらが出て来た
どれもとても美味しくて、きっとあたしはまたここに来てしまうんじゃないかって予感がした
そういえば・・・
「サツキさん、何で怒らないんですか?」
ずっと疑問に思っていたことを思い出したように口に出す
皐月さんは手を止めると、訳が分からなそうに首を傾げる
「えっと・・・なんで怒るのかしら」
「だって・・・あたしサツキさんをずっと待たせちゃったし」
あぁ
分かったとばっかりに頷くと、皐月さんはにっこりと微笑んだ
「あのねぇ。話すととっても長いし難しいんだけど、略せば私とかずちゃんはとっても仲良しこよしなのよ」
「はぁ」
確かにとっても略されてて分からない
仲良しなのは嬉しい
なんていうのか、身内同士が仲いいにこしたことはない
それも・・・、大好きな二人だし
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