奴のとなり
妙に目が慣れてきて、
あたしはケイちゃんを正面から見れるようになっていた。



ケイちゃんも隠そうともしないし、
あたしが慣れるしかない。



奴が学校に来たら、
ケイちゃんの裸に慣れたって自慢してやろう。



ふふふ。



企み笑いが声に出ていたのか、
「それはないわぁーっ」
と隣から声が聴こえた。



そこで、あたしの意識は途切れた。









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