4人組〜春夏秋冬〜
「お〜い〜起きなよ〜」

誰だ…。
どこだ…?
あっ教室か…
あっ!寝てた!!

そう思っておもいっきり頭をあげた
その瞬間、頭に痛みがはしった
見事に誰かの頭とぶつかった

「いって〜!!!」
「いった〜!!!」
「あはははは!!」

誰だ!最後に笑った奴は!

睨み付けながら辺りを見回すと、
頭を押さえてうずくまっている奴(ぶつかった奴だな)
腹を抱えて震えてる奴(こいつだな、爆笑しやがった奴は…)
その他に教室には誰もいなかった。


「何で笑ってるの?」

冷たく言い放った

「くくっ…いやぁ…ぷっおもしろかったから。名前なんて言うの?」

「中谷…綾…」

「綾ちゃん、ごめんね」

何?今聞き違い?
何初対面の人呼び捨てしてんのこいつは??

「おい、拓也。初対面で呼び捨てはねーだろ。中谷さん、頭大丈夫?」

あっこっちは常識ある

「あっ…大丈夫。…そちらこそ大丈夫ですか?」

「あはは。敬語なんかタメに使うなよ。俺は佐野良一。佐野って呼んで!よろしくな。あっ頭固いから平気だよ!」

いや、涙目で言われましても…
まぁこっちはいい人そうだな


「よろしく。私は中谷でいいから」

「あっねーねー!!何俺の事無視してんの!」

常識無いほうが暴れだした
だる……てかこいつちっさいな〜

「俺の名前は松原拓也!サッカー部のエースだ!!松原様と呼んでくれ!よろしくな!綾!」

綾ちゃんから綾になってるし…
うるさいな〜

「よろしく。松原」

「だから松原さ…ガラッ!!!



教室のドアが開いた
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