有罪モラトリアム

B「スカート、アイロンかけといたよ。」

私「ありがとう・・・。」

B「どういたしましてw
ほら、ご飯も作っといたから食べちゃって~。
あんまり時間ないから急いで。」

そして、Bは私に化粧をして、髪を整えてくれました。
さすが勉強してるだけあって、手つきはプロ並。

B「ユキってお肌ツヤツヤ、髪サラサラ!いいなぁw」

私「あんまり化粧とかしないから・・・w」

B「もったいないなぁw はい、出来上がり~。」

Bは私に魔法をかけてくれました。
こんなに綺麗に化粧してもらったのは初めてのことでした。

今までBのこと、ずっと嫌だなぁとか、
派手で苦手なタイプだなぁとか・・・
悪いイメージばっかり持っていたんだけど・・・

現実のBはすごく明るくてさっぱりしてて優しくて
綺麗で、大らかで、大人っぽくて・・・

本当は、自分はBに憧れの気持ちを抱いてたんだなぁってことに気づきました。
彼を取られたくないという嫉妬心で、Bのいいところなんてみようともしてなかったんだ・・・。

私「B、ごめんね。すごく嬉しい。」

B「じゃあ、一緒にいこw」

私「うん。」

こうして、私は大失態をやらかした後、Gさんに再び会うことになったのです。
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