彼は真面目な優等生.2
10.最後
―次の日
昨日の夜
悩んだ結果。
「蒼君!」
「…おはよう。」
「うん!
おはよう!
あのさ!!
今日の放課後にね、ついて来てほしい所があるんだけどいいかなぁ??」
「…どこに??」
あっ、そこ聞いちゃいますか??
龍の所って言ったら来てくれるかな??
きっと嫌な顔はすると思うけど…
「龍のとこ…」
「…あいつになんの用なの。」
やっぱりちょっと不機嫌になったよぉ…
でも!!
弱気になっちゃ駄目!!
「龍に言いたいことがあるの…だから蒼君についてきてほしいの。」
「俺は居なきゃなのか。」
「私が龍と2人で会ってもいいの!?」
昨日は2人で居たら怒ってたくせに…
なんなの!!??
「別に…亜華里が2人で会いたいならそれでいい。」