彼は真面目な優等生.2

・蒼斗side




「あれ~??
亜華里いねぇーし!!」


「なぁ。」


「おっ!!木村君じゃん♪

ねぇ、亜華里知らねぇー??」



亜華里ねぇ

さっきからあの角にいるし。

バレバレなんだよ…たくっ。



「亜華里は知らない。
俺はお前と話したいことがあるんだけど。」


「俺もあるよ。
でも、亜華里を待ってなきゃだし俺は。」


なんかムカつく。


きっと亜華里は俺らのこと見えてるよな??



「亜華里なら俺がメールして家に帰るように言うから。

今日は俺と話してくれ。」


「……いいよ。
じゃあ別の場所で話そうぜ??」


「あぁ。」


とりあえず…メール。



《悪いけど俺が岡田と話すから

亜華里は帰れ。》




なんで俺って…



こんな冷たいメールしか打てないかなぁ…








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