彼は真面目な優等生.2
11.約束
私達は龍だけ残して神社から出た。
「「……。」」
右手…痛いなぁ~。
強く叩きすぎちゃった。
「……。」
―ギュッ
えっ!!??
私は顔をあげて蒼君を見た。
「手…痛いだろ。
冷たいし…。」
大きくて優しい蒼君の手が私の右手を握り締めてくれていた…。
痛くないように柔らかく…。
同じぐらい手が冷たいはずなのになんだか温かく感じる…///
「蒼君…ごめんね。」
「何が。」
「いろいろと…」
「気にしてない。」
「そっか///」
言葉の1つ1つは
単語だし…
冷たいし…
棒読み出し…
でもね…??