彼は真面目な優等生.2



「あたし、晶と同じクラスかなぁ」


蒼君…。


「蒼君っ!!」

「何??」

「私達、同じクラスになれるかな??」

「……」


えっ??
何この反応??

まさか!!
私と同じクラスは嫌っ!?


「俺…」

「ん???」

「理系だけど。」


えっと…蒼君は理系。

私は??


「亜華里は文系だろ??」


……あぁぁぁぁぁっ!!!!


「嘘っ!?なんで??」


「亜華里…ドンマイッ。」

「麻美っ!!こんなことってあり??」

「諦めよう??」


どこの学校でもそうだけど理系と文系は別々のクラス。

絶対に同じクラスにはなれないってこと…



「やだっ!!納得いかない!!」

「だって無理じゃん~」

「だってぇだってぇ」

「じゃあ、狩野にでも言ってくれば??」


狩野に??
何を??




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