-+- 時空を超えて -+-
-+- 招待状 -+-
春が来ました。

現実世界では新学期が始まりました。


陽桜中学校 2階 2年3組の教室-・・・・。

『 ワイ・・ワイ・・ ガヤ・・ガヤ・・ 』
教室はうるさいほど騒いでいました。

なにしろ、学年も変わり新学期が始ろうとしてるからです。

≪東山 仁志(とうやま ひとし)=東≫
東(ハァー...、うるせぇーな。少しは静かになれよ。)
東山はそう思うと、空っぽの机の中に手を突っ込んだ。

『クシャ...』

東「ん....?」
空っぽの机の中から1枚の紙-・・。
「なんのイタズラだ?」っと思いながらその紙を見ると...。

『 東山 仁志様
        もう1つの世界へのご招待状 』
東「は?何....これ....??」
とてもばかばかしく子供の遊びだ、そう思った東山はその紙を捨てるのがめんどくさいのか、ポケットの中にその紙を入れて廊下に出た。

他のクラスになってしまった友達に会いに行こうとした時だった-・・。

『 ワイ・・ワイ・・ ガヤ・・・・ 』

世界が変わった-・・。

瞬きした瞬間、みんなのざわめきがドンドン遠くに行ってしまった。
東「え....!?」
さっきまでうるさかった教室と廊下には誰もいない。
居るのは自分1人だけ-・・・・。
東(みんなは...どこへ....!?)
そう思った時だった...。

『 カツン... カツン... カツン... 』
急いで3階からおりてきた人物が2人いた。
≪瑞阪 亮平(みずざか りょうへい)=亮≫
亮「なんで誰も居ないんだ...??」
≪斁識 淳平(いとしき じゅんぺい)=淳≫
淳「さ..さぁ...??何でだろ??」
東山の知り合い、いや、1つ年が下の友達の亮平と淳平が東山に気づき。
亮「あ...、仁志!!!!」
淳「よかったぁ!!仁志は居る!!!!!」
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