小さな光
「めんどくさいって言ってもなぁ?あんた、女の子やねんからな?」


あ~マジでうるさいわ!

心の中の苛立ちを隠せない。


「もぅ行くわ。」


アタシはカバンを持って部屋から出ようとする。

「ちょっと待ちぃ!!!!」


肩をガシッとつかまれる。

「今度は何ぃ?」

めんどくさそうにアタシは問いかける。


「何ぃ?じゃなぃやろ!何やねん!?そのだらしない格好!そして髪型!」


髪の毛は寝癖だらけで、制服はまくれている。


「ええゃん。誰も見てへんし。」

本当にアタシはめんどくさがりやで…どうしようもない奴だった。


このときまでは…
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