Over love
だけど。


君とのジカンはあっと言う間にすぎた。


まだ一言二言ぐらいしか話してないのに。


最後にアドレス聞こう。

これくらいしないと。


「魅門くんッあのさ、」

魅門くんは振り返り、私を見おろした。


「…何?」

「あッあのさッ、メッメールアドレス交換しない?」

なるべく目が合わないようにした。 

「…ケータイ貸して」

「へッ?」

あれ今赤外線とかできるよね?

まさか知らないッ!?

「せッ赤外線でやればいいんじゃ…」

「終わったからもういいよ」

ハズい。

「あとでメール送る…」

プイッと目を背けられた。

かっこいい…

しばらくしてみんなでアドレス交換し合った。
< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop