大人な君へ
崩壊
俺たちは大学でなかなか
有名なカップルになっていた



たつやとあゆみも順調で
周りからうらやましいと
毎日のように声がかかる



今日もいつものように
千佳とサークルに向かう



「今日もうちにくる?」



千佳といつものように
会話した…………



「いや…今日は親とごはんなんだ」



あれから俺は極力親と
過ごすことを心掛けるようにしている



「うん!たのしんできてね」



千佳は暖かい微笑みで
いつも見守ってくれる



「明日はいくから」



俺もその笑顔に答える



いつになく大好きだ



「ゆうすけ!千佳!」



後ろから俺らを呼ぶ声がする



「たつや」



俺が振り返るとたつやは
にこりと笑い



「今からお好み焼きくいいこ」



「え?でもサークルいかないと」



千佳はあたふたとしている



かわいい



俺やべぇ…………




そーいえば…千佳って
やったことあんのかな………



って俺なに考えてんだ(汗



一人出焦っているとたつやが
今日は先輩たちもこないから
といい無理やり引っ張った



「…………………つ」



千佳がいたそうな顔をする



どうしたんだ…?
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