大人な君へ
二人
「ゆうすけ?大丈夫?」



千佳は俺の隣にそっと
近づき顔をのぞいてくる



「ごめん………
大丈夫……」



千佳の顔がまともに
みれない……



由岐の顔が歪む



俺は千佳を信じたい…



でも信じるのがこわい



突然ことすぎて動揺していた
忘れかけていたことを
思いだしてしまった…



「ホントに??顔色悪いよ」



千佳は心配性だ…



「大丈夫だよ…千佳ありがとう」



その優しさが動揺のなか
からぬけださせて
くれた…



「ちーかぁー??」



奥の部屋からあゆみの声
がした



「あっあゆみきてたの?」



千佳はあゆみの方に
顔をむけた



「当たり前でしょ☆
ゆうすけくんもきてたんだ」



きづかなかったといわんばかり
に俺の顔をみる



「悪かったな………」



あゆみにはやっぱり
ケンカごしになってしまう



「べっつにぃ」



ぶりっこまじりのあゆみは
千佳の腕をひっぱると
トイレいこっと千佳を
外へつれだした



俺は肩の荷がおりたかのように
脱力した………
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