恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
第六章 ファミレスデート
今は秋。
二人きりで会うのが嫌だと言っていた雪だるま。
この前の焼肉の日からしっこく攻めて俺の誘いで、ファミリーレストランでデート?
それとも彼女自身家庭の事で不安定だったからそこから逃げ出したかったのか?
笑わせて嫌な事をしばらく忘れさせてくれるので相手をしたのか?
また未だに謎だ。
おじさんに チョッとした ミラクル!が起こる。
二人きりでファミレスで待合わせをした。

雪だるまが来るまでドキドキ、学生の遠足の前の日の夜みたいでわくわくして落ち着かない。
やっと来てくれた。
おじさんは一生懸命話題を創り、笑わせた。
雪だるまの柔らかい笑顔は最高だ!
そして瞳も晴れた空の様に綺麗とこの時思った。
いまも俺の心の中で鮮明に残っている。
なぜ 来てくれたのだろう?
雪だるまは家庭環境が良くなく、
それはお父さんとお母さんが離婚話が出たらしく多分、家に居たくないということが気持が、そこに逃げ道というか、安らぎがあったのかこれも定かではないがどこかで現状から逃げたかったのであろう。
始めてファミレスであった日から俺が休みの日にほとんど逢った。毎回1〜2時間ほど楽しくおしゃべりを楽しんだ。
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