恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
結婚してこの十年。

妻と口づけしているが、こんなに激しく心がこもっていないと思えた。

そして、妻より雪だるまの方が口づけの時間が多く成っていく・・・

同時に、いろんな罪が落ち葉の様に散っては、重なり積もる。

しかし、罪の意識は恋心に消されていく。



口づけも逢う度、し過ぎると価値がだんだん薄くなる。

今頃気づいてもまた遅し。

そしてこの後、もっと価値が下がることをおじさんは逢う度求めてしまう。

サルのように・・・

子供が母を求めるように・・・
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