時を越える愛歌
柚葉「あたしが触れている物は、あたしと同様で見えへんねんなー」




章大「小物限定やけどなぁ(笑)」






柚葉「じゃあ万引きしてても分からへんやん(笑)」





あたしが冗談を言うと「そんなんしたらあかんで~」と章大は笑ってた。







あたし、章大にこんなにも心開いてる。




昔のあたしには出来へん事やったのに…






少しは成長したんかな。









章大は仕事やからいろいろ支度をし始めた。





1人の間は…ちょっと怖い。









章大「ほんならそろそろ仕事行って来るわぁ!あ、せや」





章大は自分の鞄から携帯を取り出してあたしに渡した。







章大「これ僕の携帯やねんけど、柚葉が持ってて♪」




柚葉「え?…じゃあ章大は?」






章大「僕は別で仕事用の携帯持ってるから大丈夫!ほとんど使ってないねん、その携帯(笑)」






あたしはずっとその携帯を見つめてた。




これで章大に連絡で出来ると思うと、恐怖心が少し和らいだ。






柚葉「ありがとう…わざわざ携帯まで持たせてくれて」




章大「ええねんええねん♪じゃあ行って来るわ~!」






柚葉「…章大っ…!」
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