ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
きっとそんな話題も、誰かが面白がって書いて、誰かがそれに拍車をかけているだけだと思っていた。
店でも、みんな普通。
店長とウワサになった時の方が、おかしい雰囲気になっていた。
「美優ちゃん、ありがとう。明日あたり、実家に帰るよ。」
愛ちゃんが、そう言いだしたのは家に来てから1週間後のことで。
アタシが店を飛ぶ2日前。
「そっか。明日は休みだから…送るよ、空港まで。」
「淋しくなるから、いい。しかも2人でいたら目立つから…。」
「そう?大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ。ありがとうっ!!本当にありがとう!!」
愛ちゃんが眠りに就いてから、アタシはユッキーに電話をした。
「明日、愛ちゃん帰るよ。」
「そうか。ねぇ、明日仕事休んで2人でどっか行こうよ?」
「えっ?」
「もう飛ぶんだし…良いじゃん。行こうよ?」
「大丈夫かな…2人して休んだらおかしくない?」
「飛ぶんだし、どうにでもなる」