ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】

次の日。

アタシはいつもよりも気合いを入れて仕事に向かった。



もう、店長も愛ちゃんもいない。



でも…。

そこにユッキーの姿もなかった。



気にはなったが、アタシがユッキーのことを聞くのはちょっと気が引ける。



知らないフリをして、アタシは仕事を続けていた。

楽しそうに振る舞って、一緒にお酒を飲んで。

虚しかった。

ユッキーが気になって気になって仕方がなかった。



トイレに立った時、ボーイと、あるキャストが話しているのを聞いてしまった。



「ユッキー、飛んだの?」


「多分な。連絡取れないからって幹部は家に行ったよ。
まぁ…あれだけ脅されてりゃ飛びたくもなるだろ。」


「本当に付き合ってたんだ?」


「認めたらしいよ。」




< 116 / 127 >

この作品をシェア

pagetop