天使のいいなり
私の『熊さん』発言に、周りの人がゲラゲラ笑い出した。


「熊だってよー。」
「言われればそうかもな。」
「熊悠斗ー♪」

「お前ら言い過ぎだっつーの。」



なんか、この空間いいなぁ。
青春ど真ん中★って感じ。
ちょっと、こういうのに憧れてたりもするんだよね。




「邪魔すんなよ。俺真剣なんだから。」

そう言うと、熊さんは今度は私に向かって、



「もし良かったら、男子バレー部のマネージャーやんない?」



15歳の春。

これが私と悠斗先輩の出会い。
毎日がカラフルな高校生活の始まりだった。




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