唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】



明かりが点いて
視界が明るくなる

気づけば
目の前にカウンターがあった。


そのカウンターの奥から
細い体をした男性が現れる。


そして私に話し掛けた。


「いらっしゃい
君にぴったりの物をあげるよ」



男は目を糸のように細めて
不気味に笑みを零した。






end,
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