愛しいキミへ
エピローグ 〜愛しいキミへ〜
愛しさ

それの本当の意味もわからずに
キミを愛しいと言っていた


何があっても守る

そう誓ったくせに
自分が傷つくのを恐れて
俺はキミから離れた


ただ好きだと
思うだけで幸せだった
幼き日々

好きでいるだけでは
ダメだと知った
少年のあの日


恋は幸せだけでなく
苦しさも切なさも
感じさせるんだと
わかった時は辛かった


自分と向き合うこと
キミと向き合うこと
全てが怖くなる時もあった


すれ違って離れていた日々
傷つけあって泣いた日々

辛かった

苦しかった


でもキミを想って感じたこと
全てが今に繋がるもの


キミは遠回りって言ったけど
そんなことないんだよ


心についた傷も
流したたくさんの涙も
全てがあったから
キミを抱きしめられた


だから遠回りなんてしていない



でも一人で迷ったことはあった

その時に優しく導いてくれた友達
キミ達がいてくれたから
信じたい道を進めた



今キミと一緒にいられて
わかったこと


愛しいと想うこと
それはキミを信じること
自分の心を信じること

キミと信じ合うこと───


もう何があっても
俺はキミを離さないよ


どんなに傷つくことがあっても
キミの気持ちを信じ抜くよ


だからキミも
ずっと信じていて欲しい


俺の気持ちは
どんな時でもキミを見てる

どんな時でも愛しいと想ってる




「沙菜…ずっと愛してるよ」
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