社会人と女子高生
付き合った経緯を話すと反対されるような気がした。

だから二人には言えなかった。

『年の差なんてムリだよ。』と言われるのが怖いかった。


「…今は聞かないけど、いつかは話してくれる?」

「…うん。その時は二人にちゃんと話すね…。」


その時には、二人から祝福されるカップルになりたいな…。

そしてその日の夜、不安でいっぱいだった私は、めずらしく浅賀さんに電話をした。


「…浅賀さん…。」

『めずらしいな…なんかあった?』


浅賀さんはすぐに私の変化に気付く。
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