社会人と女子高生

温もり

浅賀さんに電話をしている時、どんどん寂しくなって、浅賀さんに会いたくなった。

浅賀さんに早く会いたくて、公園まで急いだ。

公園には浅賀さんの姿があった。


「…浅賀さん…。」

「…由香里…!!」


浅賀さんは私のところまで駆け寄り、私を抱きしめた。


「…由香里…!」

「…浅賀さん…。」


私の気持ちを察したのか、何も言わず、浅賀さんは私を抱きしめ続けた。


「…浅賀さん…私…。」

「…何も言わなくていいよ…。今夜は…由香里を1人にしたくない…。」

「私も離れたくない…。」
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