社会人と女子高生

３年目の決着

冬もだいぶ本格的になり、外はクリスマスムードが漂ってきた。

私は今待ち合わせの駅にいる。待っているのは浅賀さんではなく…純。

なぜかといえば…それは数日前にさかのぼる。

数日前、純が突然話しかけてきた。


「由香里…１回だけでいいからデートして！」

「なんで！？私は純とは…。」

「わかってる！だから、これで諦めるからさ…お願い…！」


私はどうも押しに弱く、頼まれると断れない。

諦めるという言葉を信じて、純の誘いに乗り、今に至る。


…この誘いに乗らなければよかったことを、後悔することになる…。