甘すぎる王子様



‥翌日、



俺は目を覚まし、朝の検診の時間が来るまでボォーっとしていた。



――‥ガラッ


誰かが入って来たと思いきや‥‥‥



『げっ‥お前』



『お前って何よ!?あたしはあなたのか・の・じょ!!!思い出させるために、今日は思い出の品を持って来ました~♪』



何やら1人で盛り上がっているこの女は、俺のベッドの隣のイスに座った。



『‥勝手に座んなし』



俺はそっぽを向いていたが、その女が紙袋から何かを出したのでそれに目を向けた。
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