甘すぎる王子様



『これ、覚えてる??小学生の時に、家族で山登りに行ったの♪けど、あたしが足をケガして‥旬樹が頂上まであたしをおんぶしてくれてたんだよ!!』



アルバムに入っている写真を見ると、


確かに俺の姿と隣の女が写っていた。



『ふーん。』



『で、これも小学生の時だよ!学芸会で使ったクマの着ぐるみ、あたしがママに作ってもらったの。そんで旬樹があたしのこと可愛いって言ってくれて‥‥あ、あとこれはね?』



次から次へと話始めるこの女の表情は、コロコロ変わっていて見てて飽きなかった。
< 194 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop