恋スル目線


キーン コーン カーン─…


始業を知らせるチャイムが鳴る。


……─バタバタッ

ガラッ!!!


「ハァハァ─…
これってセーフ??」


園田君が息を切らしながら勢いよく教室に入ってきた。


「ギリでアウトだ。
残念だったな〜園田。」


「マジで〜!!?
先生セーフにして〜!!」


「それは無理だな〜。
園田〜,お前遅刻多すぎ。
次遅刻したら生活指導室送りだぞ〜!!」


「マジかよ〜っ!!?」


園田君はトボトボと自分の席に着く。



その後ろから誰かが教室に入ってきた。


「…おっ。春田が遅刻なんて珍しいな〜。どーしたぁ?」


えっ?ハルが遅刻!!?


「あ〜,寝坊っす。」


へ〜,ハルが寝坊かぁ。



ボーッとしながらハルを見てたら…


パチッ─


あっ…

目があった…。


< 140 / 187 >

この作品をシェア

pagetop