恋スル目線


「位置について…ヨーイ…ドン!!」



大声援のなかいよいよ男子400Mリレーが始まった。


まずは野球部の市川。


市川は2年にして野球部のエースでかなり速い。


余裕で俺ら3組が1位になった。


次の永井にバトンが渡る。


永井も速い。


でも…隣のクラスの2組には陸上部のエース"野田"がいる。


野田はすごい勢いで走って永井を抜いてしまった…。




そして…バトンは第三走者の英司の手に渡された。




この勝負……俺ら・3組の優勝だな。


俺はそう確信した。


なぜかって?


それは英司が本気を出したから。


普段はやる気のない英司だけど,本気を出せばかなり速い。


俺は久しぶりに英司の本気な走りを見て嬉しくなった。


そして,あっというまに2組を抜いて1位になった。



「頼むぞ,ハル。」


そう言って英司は俺にバトンを渡した。


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