恋愛日和
真っ白な部屋、
真っ白な空間。

中央にはたった一つ存在を
許された真っ白なベッド。





そこには、透きとおる肌をした
お姫様が眠っている。



ひっそりと
ひっそりと。


王子様はまだ訪れない。

お姫様が目覚めるのを待ち望むのは、
お姫様に旅立たれた哀れな男と、
その男を愛し続けたただの女の子。



あるときお姫様は
何の前触れもなく目覚めました。


お姫様は、
何も覚えていませんでした。

それでよかったんだと
男は言いました。




そして女の子は、
男の傷が癒えていくのを
気長に待ち続けました。





女の子の気持ちが報われる日は
来るのでしょうか。







私19歳、昔読み漁ったお伽話に
准えて
理想の結末を勝手に考えていた。



もちろん、頭の中だけで、
そして、すぐに
却下した。
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君の髪が夏風に揺れるたび 透けるきれいな額には 白樺の葉たちが陰っている 上手く影になれなくて 露わになったまあるくて大きな瞳には 何が映っている 黒板をチョークが叩く音 鉛筆がノートを滑る音 絶え間ない追いかけっこの中 僕は もちろん、鉛筆を動かすんだけれど 君の横顔が気になって ノートは落書きのようになっている 君ばかり、気になって この後は破って切り取られており、 先が読めない。 初夏のある放課後、 音楽室の隅で、 私はこれを見つけた。

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