もう一度・・・。
健太が下を向いた。



「はっ、口喧嘩にも勝てねえの「黙れっつってんだろ」



健太が顔を上げた途端、先輩は見事に蹴り飛ばされていた。



「~~ってえなあ!!」



「はは。すいません。先輩がちょっと禁句言ったので」



ードガッ…



鈍い音がした。



健太の額から血が流れる。



「ーってえなあ…」



健太が先輩を殴り返した。
< 23 / 74 >

この作品をシェア

pagetop