いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~

「いやぁっっっ! シュリィ――ッ!」


こぼれる砂が小さな山を作っていくのを止めたくて、シュリの体を強く抱きしめた。


体の奥がジンと熱くなるとそれは一気に外へと吹き出した。



「いけない! 姫様!」



カレンの声が遠くで聞こえたけれど、それはすでに手遅れで。






刺すような痛みを伴う光があたしの体から解き放たれた。
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