いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~
ただまっすぐにのびる赤じゅうたんの上を歩く。

突き当りの長く続く螺旋階段に行きつく。

困ったことに、上にしか行けない。

下に行けば、出られるところもありそうなんだけど。


「ま、行ってみるか」


外の様子を見られるかもしれない。

ここを出たあと、砂漠で迷子っていうのも困るし。


トントンっとリズミカルに階段を上っていく。

昇りきった目の前に、ピカピカに光る銀色の鉄扉が現れる。


「おも……っ!!」


体重をかけて、一気に押しあける。

砂を含んだ突風に、扉が大きく開き、あたしは思わず転びそうになった。


「え?」


つんのめる寸前、誰かに後ろから抱きとめられた。

あたしのお腹を支える褐色の肌に、あたしは思わず振り向いた。


「あなた……!?」


黒曜石の瞳があたしを見つめていた。


シュリだ。

どうして、シュリがこんなところにいるの?
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