お前は絶対俺のもの
宣戦布告。

first*スケベ男にご用心。



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―――――――――



「う〜、寒っ……」


塾からの帰り道。


私はお店のライトアップされた眩しい町中をあるいていた。


マフラーをきつく首に巻く。


凍える体を自分で抱きしめた。


「昼間はあんなに暖かかったのになぁ…」


ふぅ、とため息をつくと息が白くなって出てきた。


季節は真冬だ。


もうすぐクリスマス。

お店のライトアップが眩しい……。


今年も友達とクリスマスパーティーだろーな。


さっきより重いため息。

あ、でも優奈は彼氏できたんだっけ……

そういえば、あの子も…
あ、あの子も彼氏いる……



気がつけば仲のいい子は全員彼氏持ちだった。
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