ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「えっ?」
ぐいっとアタシの手首を引っ張り、走り出す。
「ちょ……水嶋サン?!」
クリスマスムード最高潮の夜なのに。
どんどん光のトンネルから遠ざかる。
告白されたあの日のように、スターライトウィンクを見て、歩いて、キスして。
なのに、彼はいつになくコワい顔してる。
ケンカはあるけど、こんな表情みたことない……。
光のページェントから逆方向。
どんどん遠くなる。
まるで、燃え盛る山火事を、二人逃れるかのように――――――――。